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開発者が語る「これがキヤノン」 自動化への取り組み

日本発の食品の代表格といっていいカップ麺は、今や世界80カ国で消費されている。最初の商品の発売は1971年。容器の素材をはじめ、麺の加工方法、当時では珍しいフリーズドライ製法による具材加工など、商品化には数多くの創意と工夫が施されていた。しかし、その開発は決して容易ではなく、解決しなければならない問題は自動生産ラインでも起こった。発生した様々な問題をクリアできたからこそ、大量生産による安価なカップ麺を市場に送り出せたのであり、日本だけでも年間32億食を超える生産(2006年度データ)がされるまでになったといえるだろう。

食品に限らず大量生産の工業製品において、自動生産の目的は価格と品質と供給量の安定を図ることにある。コストダウンによる経営の安定化は言うに及ばない。

キヤノンがレーザビームプリンタをはじめとした事務機製品に用いているトナーカートリッジも例外ではない。しかしながら、カップ麺とは違い、消耗品とはいっても精密機械の心臓部を構成する部品。それだけに、組み立てには高い精度が要求され、全工程を自動化するのは容易でない。自動化できても、些細な原因で頻発停止するようでは困る。
そんな難問づくしのトナーカートリッジ自動組立技術はどのようにして確立されたのか――。担当者3人に話を聞く。

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インタビュー・構成

須田 忠博(すだ・ただひろ)

1955年、福島県生まれ。通信社、出版社で編集業務を計8年。87年に独立し、編集プロダクションを創業。やがて取材・執筆に軸足を移し、フリーライターに。経営情報誌や転職情報誌で幅広く活動。近年は紙媒体よりもポータルサイトメディアへの寄稿が多く、開発物語やエンジニアのキャリアアップをメインテーマのひとつとする。

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