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開発者が語る「これがキヤノン」 DIGIC 4

デジタルカメラの画質を決める主な要素は、レンズと撮像センサー(CMOS、CCD)と画像処理プロセッサである。レンズから入ってきた光を電気信号に変える撮像センサーがフィルムカメラでいうフィルムに相当し、画像処理プロセッサはいわば現像の役割を果たす。3要素のどれが劣っても良い画像は作れない。カメラメーカーとして70年以上の歴史を持つキヤノンでは、レンズとCMOSセンサーの自社開発もさることながら、画像処理プロセッサも早くから独自に開発してきた。それが、映像エンジン「DIGIC」である。

「DIGIC」の進化過程は高画質化と高速化の飽くなき追求と言っていい。2008年秋に製品搭載が始まったDIGIC 4は第6代目にあたり、性能は初代から10年の月日を経て実に約50倍にも至っている。
また今日、「DIGIC」は画像処理にとどまらず、自動撮影制御や撮影モード制御、画像ファイルの圧縮・再生制御、液晶表示制御など、ほぼ全ての機能と電子回路をコントロールしている。しかも、それが1チップのシステムLSIに収められ、コンパクトデジタルカメラの「IXY DIGITAL」「PowerShot」やデジタル一眼レフカメラの「EOS」といった各シリーズ製品に共通して使用可能なプラットホームになっている。

キヤノンのデジタルカメラ製品の頭脳そのものである「DIGIC」。その最新バージョンDIGIC 4の大幅な高画質化と高速化、それらはどのようにして実現されたのか。開発者4人に話を聞いた。

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インタビュー・構成

須田 忠博(すだ・ただひろ)

1955年、福島県生まれ。通信社、出版社で編集業務を計8年。87年に独立し、編集プロダクションを創業。やがて取材・執筆に軸足を移し、フリーライターに。経営情報誌や転職情報誌で幅広く活動。近年は紙媒体よりもポータルサイトメディアへの寄稿が多く、開発物語やエンジニアのキャリアアップをメインテーマのひとつとする。

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