光って何? 写真

銀塩フィルムが化学反応して像が現れる

フィルムカメラは「銀塩カメラ」とも呼ばれます。これは、カメラのフィルムがハロゲン化銀(塩化銀・臭化銀・ヨウ化銀など)を感光用の物質として使っているからです。ハロゲン化銀は光を吸収すると内部の電子が結晶の一部に集合して、感光核を作る性質があります。フィルムにあたった光がハロゲン化銀を化学変化させて、フィルム上に画像パターン(潜像と呼ばれます)を作るのです。
感光したフィルムを現像液につけると、感光核の周囲が銀粒子に変化して光のあたった部分が黒くなります。これが「像が現れる」処理、つまり「現像」です。ハロゲン化銀を還元する薬品が現像液なのです。現像しただけでは、フィルムには未感光のハロゲン化銀が残っています。未感光のハロゲン化銀を溶かす薬品に入れると、黒い銀粒子だけが残り、ハロゲン化銀が取りはらわれます。これが「定着」です。カメラの内部で光にあたったフィルムが潜像を作り、薬品による現像と定着のプロセスを経てネガ(光のあたった部分が黒くなった像)ができるのです。このネガに光をあてて下に置いた印画紙を感光させると、ネガの黒い部分が白く、ネガの白い部分は黒く感光した画像ができあがります。これがモノクローム写真の原理です。